Retoolは、既存のデータベースやAPIに接続して社内向けの管理画面をドラッグ&ドロップで組み立てるツールです。顧客対応ツールや在庫確認画面のような、社内利用の管理画面を短期間で用意できます。
ただし Retool 自体はデータを持たず、接続先のデータベースやAPIに依存します。接続先が落ちれば画面も使えなくなるため、社内ツールの信頼性は結局データ基盤側の安定性に左右されます。
Retool は、既存のデータベースやAPIに接続し、画面上の部品をドラッグ&ドロップで配置して管理画面を組み立てるツールです。Retool自体はデータを保持せず、あくまで接続先のデータを表示・操作する窓口になります。
Retoolはデータベースを持たない。実行に必須なのは接続先のデータベースとAPIで、どちらかが止まれば画面も連動して止まる。
テーブル表示・入力フォーム・グラフといった管理画面によく使う部品があらかじめ用意されています。接続したデータをこれらの部品にドラッグ&ドロップで割り当てるだけで、基本的な画面が組み上がります。
Retool の失敗で多いのは、接続先のデータベースやAPIの障害が、Retool側の障害だと誤認されることです。実際に止まっているのは接続先であることが多く、切り分けに時間がかかります。
管理画面が表示されないとき、Retool自体の障害なのか、接続先のデータベースが落ちているのかを最初に切り分ける必要があります。接続先の稼働状況を確認する手順をあらかじめ用意しておくと対応が早くなります。
画面ごとに似たクエリを個別に書いていくと、データベースのスキーマが変わったときに直す箇所が画面の数だけ増えます。共通のクエリはリソースとして切り出し、複数画面から参照する設計にしておくべきです。
社内ツールをゼロから内製する場合、フロントエンドの画面設計・実装だけでも数週間かかることが珍しくありません。Retoolはこの部分をドラッグ&ドロップで組めるため、開発期間を大きく圧縮できます。
画面設計・実装の工数はRetoolで大きく圧縮できるが、データ基盤の構築・接続設定は内製と同様に必要になる。
| 工程 | 内製開発 | Retool |
|---|---|---|
| データ基盤の構築 | 必要 | 必要(変わらない) |
| 画面のUI実装 | 数週間 | 数日〜1週間 |
| 権限管理の実装 | 個別に実装 | 標準機能で対応可能なことが多い |
開発工数が減る一方で、Retoolの利用ライセンスは使い続ける限り継続的に発生します。内製開発は初期コストが高い代わりに継続費用が低く、Retoolは初期コストが低い代わりに継続費用が発生する構造です。
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